一人暮らしの食事の悩みでよくあるのが野菜不足。野菜が不足すると、便秘や貧血、イライラなど、いろんな体の不調につながります。
厚生労働省が健康のために推奨している野菜の目標摂取量は、一日350g以上。
でも食事を準備するとき、『自分一人だけだし、カンタンでいいか…』ってなってませんか?
そんな一人暮らしの野菜不足を解消するのに、注目したいのがベジ活。
野菜をしっかり食べようと、ベジ活が広がりをみせていますが、量だけでなく、いろんな種類の野菜を食べることも、栄養バランスの面から大切ですよ。
今回紹介するカポナータは、シチリア発祥の料理で、ナスをメインにいろいろな野菜をいれた煮込み料理。
レシピでは9種類もの野菜を使っていますし、煮込み料理だから消化吸収もよくなります。
出来立ての温かいままでも、冷やして食べても美味しいので、まとめて作って朝食で食べるのにももいてます。
朝からたっぷり野菜を食べる『朝ベジ』にもおススメのメニュー。
レシピ通りでもいいし、好きな野菜におきかえても大丈夫。カンタンで美味しいから、ぜひ作ってみてください。
野菜不足解消にカポナータを作ろう
カポナータの材料(4人分)
4人分で材料を書きますが、カポナータはイタリア料理では前菜になるので、1人分がそんなに多くはありません。野菜が好きな人なら、2回くらいで食べちゃうかもしれません。
・なす 1本
・玉ねぎ 1/2
・セロリ 1本(セロリが嫌いなら入れなくてもOKです)
・パプリカ(黄・赤) 各1/2
・ズッキーニ 1/2
・トマト 1個
・バジリコの葉 5〜6枚
・にんにく 1片
・松の実 20g
・塩 小さじ1/2
・コショウ 少々
・オリーブオイル 大さじ2+1
準備
1)全部の野菜を8mm〜10mm角くらいにきります
2)バジリコの葉は5mm幅に切る
3)松の実は、から炒りしておく
4)にんにくは、半分に切って芽をとり、つぶしておきます
松のみは、から炒りしたら、かならず皿にとります。そのままにしておくと余熱でこげてしまいます。
カポナータの作り方
1)フライパン(厚手の鍋でもOK)にオリーブオイル大さじ2と、にんにくを入れて炒めます。
にんにくがこんがりして来たら、取り出します(食べません)
2)玉ねぎをいれて、しんなりするまで炒める。
3)パプリカを炒めます
4)オリーブオイル大さじ1を足して、なす、ズッキーニ、セロリの順番で炒める。
この行程は15分くらいかけます
※続けていれないで、ナスが炒まってきたら、ズッキーニといった感じ。
5)トマト、バジリコ、松の実を加えて、塩、コショウをふって味を整え、蓋をして弱火で5〜7分煮ます。
6)粗熱を取ってから、冷蔵庫で冷やします。
5の後すぐにたべても、6で冷やして食べてもOK。
5で、塩は少なめにして、最後に食べる前にもう一度塩加減を調整した方が上手く行きます。
ところで、このカポナータはイタリア料理では前菜。この後には、パスタかリゾットかスープってことになります。
パスタでも野菜を楽しみたかったら、青シソと梅干のパスタはどうでしょう?
青シソは10枚で100円くらいと、かなりリーズナブルだし、梅干は冷蔵庫にありそう。こった材料ではないけど、食べたときに口の中にひろがるシソの香りは、ぐっと食欲を刺激してくれますよ。